書いてあること
- こんな人におすすめ:ホームぺージを作ろうと考えている中小零細企業の経営者やウェブ担当者
- 課題:どのようにホームぺージ制作を進めたらいいのか分からない。
- 解決策:まずは作成に必要な要素を理解・洗い出す。自社で作るか・外部へ依頼するかを検討する。
はじめに
これからホームぺージを作りたいと考えている中小企業の経営者や、ホームぺージ制作を任された担当者の方は「どのように進めればいいのか分からない」とお悩みではありませんか。
ホームぺージは企業にとって重要な役割を持ちます。
- 持っておいたほうが良いと聞いたから…
- 作ってくれと頼まれたから…
など目的を不明確なままに作り始めてしまうと、何も成果を生まないホームぺージを作ってしまう可能性があります。
そこで、この記事では、企業ホームぺージの作成方法について、ゼロからはじめる場合の作成手順について解説していきます。
企業ホームぺージを作成時に必要になるもの
企業がホームページを作るときに、必ず必要になるものがあります。
それは「サーバー」と「ドメイン」です。これら2つがないと作ったホームぺージはインターネット上に公開することができません。
サーバーとは?
サーバーは、ホームぺージのデータを保存しておくための大きなコンピュータのことです。
例えば、私たちがホームぺージを見る時に、私たちのパソコンやスマートフォンは、このサーバーにっ接続して、必要なデータを読み込みます。
つまり、サーバーがないと自社で作ったホームぺージを保存・提供できないということです。
ドメインとは?
ドメインとは、インターネット上における住所のようなものです。
例えば、「xxx.com」や「zzz.jp」といったものがドメインです。
前述のとおりドメインは住所のようなものなので、ホームぺージがある場所を教えてくれるものになります。
つまり、ドメインがないと、誰もあなたのホームぺージを見つけることができないということです。
このサーバーとドメインについては、必ず必要になってくるものなので、頭に入れておきましょう。
サーバーやドメインを取らなくてもホームぺージは作れる!
実は、無料のホームぺージ作成サービスなどを使えば、ホームぺージを作ることができ、サーバーやドメインは必要ありません。
ただし、好きな「ドメイン」を使えなかったり、サービス提供元の利用状況によってはホームぺージが重くなってしまったりといった懸念があります。
企業としてホームぺージを持つなら、全て無料サービスを使うよりは、自社でサーバーとドメインを取得される方が良いと考えます。
そのため、この記事では無料サービスでのホームぺージ作成手順は記載しておりません。
ホームぺージに含めるべき内容を洗い出す!
企業がホームぺージを作成する上で、考えなければいけないのは、ホームぺージ上にどんな情報を掲載するか?ということです。
多くの企業が掲載している情報について、代表的な5つの要素を紹介します。
会社概要
会社概要は、企業の自己紹介を行うぺージです。
会社名、代表者名、住所、連絡先、設立、事業内容、資本金、従業員数など顧客が必要とする情報を提供します。
特に掲載にルールはないので、必要だと思うものをピックアップしましょう。
事業概要
事業概要では、自社の商品やサービスについての情報を掲載します。
ホームぺージを訪れたユーザー(見込み客)は、これらの情報を元に、取引を検討します。
顧客が求めている情報を記載してあげることが重要です。
事例や実績紹介
事例・実績紹介では、これまで事業を行ってきた中で得た事例や実績を紹介しましょう。
商品やサービスに関心を頂いたユーザーは、これらの情報に触れることで、より関心度を高めます。
より具体的な内容で、分かりやすく掲載してあげることが重要です。
フォーム
フォームは、ホームぺージからのお問い合わせを受け取るために必要です。
お名前、連絡先、お問い合わせ内容など、顧客の情報や簡単なヒアリングをすると、その後のやり取りがスムーズになります。
ただし、ここで項目を増やし過ぎると入力されず、お問い合わせが1件も発生しない…なんてことにもなりかねませんので、最低限必要な情報のみを入力してもらいましょう。
よくある質問
よくある質問では、実際に顧客から頂くご質問で、特に多いものを掲載しましょう。
よく聞かれる質問は、それだけ求めらている情報ということです。ホームぺージ上に掲載してあげることで、質問の手間を減らしてあげることができます。
また「より詳細なご相談はこちら」といった誘導で、フォームに誘導することで、よくある質問ではカバーできなかったユーザーへアプローチすることができます。
ホームぺージを自社で作るか、外部へ依頼するか
企業がホームぺージを作るうえで、サーバーやドメインが必要であること、ホームぺージに掲載する情報についてご理解いただけたかと思います。
ここから、作成していくわけですが、大きな分岐点として、ホームぺージを「どこで」作るかという問題があります。
そこで、自社で作る場合、外部へ依頼する場合のメリット・デメリットについて解説します。
自社で作る場合のメリット
企業ホームぺージを自社で作成する場合は、「コスト削減」が最も大きなメリットになります。
自社で作成する場合は、外部に依頼するよりもコストを大幅に抑えることができます。
そして、「柔軟な対応」ができるのも自社制作のメリットです。
自社のニーズや変更点を直接、迅速に反映させることができるので、スピード感を持って進めることができます。
また、社内でホームぺージを作成・運用することは、従業員のスキルアップに繋がります。
自社で作る場合のデメリット
自社で作る場合のデメリットとしては、専門知識の不足があげられます。
ホームぺージ制作では、ウェブデザインやプログラミングの知識が必要になります。
また品質の低下やセキュリティリスクが生じる可能性もあるため、ゼロからはじめる場合は、幅広い知識を要求されます。
さらに、専門の人材がいない場合は、他の業務からリソースを割く必要がありますので、本業に影響を及ぼす可能性がないとも言えません。
外部へ依頼する場合のメリット
制作会社など外部へ依頼する場合、プロによる技術やトレンドに基づいた高品質なホームぺージが期待できます。
また、作成における時間の節約をすることができます。掲載すべき情報などの提案をもらい、取捨選択をしながら決定することができます。
外部へ依頼する場合のデメリット
ホームぺージは専門分野ということもあって、制作費用は企業によってピンからキリまであります。
自社で作るよりも大幅にコストがかかるという点がデメリットになります。
また、自社の情報を提供する必要があるため、密なコミュニケーションを図らないと、意図しない形で情報が掲載されてしまう可能性があります。