書いてあること
- こんな人におすすめ:自社でホームぺージを持っている中小零細企業の経営者やウェブ担当者
- 課題:ホームぺージからの成果に満足していない。
- 解決策:ファーストビューの役割を把握して、見直す。
はじめに
ホームぺージにおける「ファーストビュー」は非常に重要な役割をもっています。
しかしながら、このファーストビューの重要性を理解せずにホームぺージを作成してしまっている中小零細企業が数多くいます。
そこで、この記事ではホームぺージにおけるファーストビューの重要性について役割ごとに解説していきます。
ファーストビューは第一印象を決める
読者の中には、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが「人は見た目が9割」という本がベストセラーになっています。
この本の内容をざっくりお伝えすると「人は相手を一瞬で判断してるよ」ということです。
本では「人と人」の構図ではありますが、「人とホームぺージ」と置き換わっても同じことが言えると考えています。
というのも、ホームぺージにおけるファーストビューとは、文字通り「最初の眺望=はじめに見える箇所」を指します。
つまり、ユーザーがホームぺージを訪れて、一番最初に見た箇所で、良し悪しが判断されてしまうということです。
一説では、ユーザーはわずか3秒で、そのホームぺージの閲覧を続けるか否かを判断するようです。
つまりファーストビューを見る3秒間のうちに「良い」と思ってもらえなければ、それ以下に続くコンテンツがどんなに良いものであっても、見てもらえないということです。
だからこそ、ファーストビューでは「良い印象」を与える必要があります。これがファーストビューが第一印象を決めるということです。
ファーストビューは内容を伝える
さて、1つ目の役割として「第一印象を決める」と紹介しましたが、良い印象を持ってもらうにはどうすれば良いのでしょうか?
それは「内容を伝える」ということです。
ホームぺージを訪れるユーザーというのは、何らかの情報を求めてインターネットをさまよい、あなたのホームぺージにやってきます。
そこで、ファーストビューの役割として「このページにはどんな情報があるのか」をお伝えしてあげるのです。
ファーストビューを見て、求めている情報と相違がなければそのままホームぺージを閲覧してくれるでしょう。
しかし、ここで全く求めていない情報が記載されていると、「悪い印象」となり離脱の対象になってしまいます。
そして「情報」とは何も「文字情報」だけではありません。「写真」や「イラスト」も十分情報になります。
自社のビジネスと関連性の高く、そのページとの親和性も高い写真やイラストを使うというのも「こんな情報があるよ」という情報提供になります。
このとき、より具体的な情報が良いでしょう。例えば自社の製品やサービスの写真を使うといった素材です。
ページの内容と全く関係のない写真やイラストは、かえってユーザーを混乱させてしまいかねませんので、気をつけましょう。
ファーストビューでは行動を促す
最後に最も重要なことをお伝えします。
それはファーストビューでは、必ず「行動を促す」ということです。
ファーストビューは、ホームぺージで唯一、確実にユーザーに見てもらえる箇所です。
確実に見てもらえる場所だからこそ、「良い印象」を与え、「ページの内容」を伝えるのです。
そして、最終的にユーザーにどういうアクションを起こして欲しいのかを、ファーストビューに記載するのです。
例えば、ホームぺージから問合せをしてほしいなら、問合せを促す動線を設置したり、電話をかけて欲しいなら、電話番号の記載や電話ボタンをファーストビューに盛り込みます。そうすることで、ユーザーはアクションを起こしやすくなります。
「行動を促す」要素がホームぺージの一番下にあったらどうでしょうか。一番下まで見に来てくれたユーザーしか次のアクションを起こしてくれません。
100%見られる箇所だからこそ、次のアクションに促すことは非常に重要になってくるのです。