書いてあること
- こんな人におすすめ:ホームページからの問合せ来ないと感じるウェブ担当者や経営者
- 課題:読み込み速度が遅いが、改善の仕方が分からない。
- 解決策:読み込み速度を遅くする原因を理解し、1つ1つ対応していく。
はじめに
「うちのホームページ、問合せが来ないんだよね」とご相談いただくお客様のホームページを拝見すると、読み込みが非常に遅いことがあります。
お客様自身も読み込みが遅いことは自覚しているが、どう改善すればいいのか分からないし、読み込みの遅さがどのような弊害をもたらすかをご理解していない場合がほとんどです。
そこでこの記事では、ホームページの読み込み速度が遅いことで、どのような弊害があるのかを解説し、改善すべき具体的なポイントについても解説していきます。
読み込み速度が遅いホームページの弊害:UXの低下
ホームページの読み込み速度が遅いことで、最も影響を受けるのは「ユーザーエクスペリエンス(UX)」です。
言い換えると「ユーザー体験」になります。
例えば、読み込みに時間がかかるホームページに訪れたユーザーは、待ちきれずサイトを離れてしまう可能性があります。
最近では、Z世代をはじめとして「タイムパフォーマンス(タイパ)」を重視する傾向にあります。
そんな時代だからこそ、読み込み速度は重要な指標になってきます。
Googleによると、読み込み時間が1秒から3秒に増加すると、ユーザーがページを離れる確率が32%も高くなるそうです。
つまり、読み込み速度は、ホームページを訪れたユーザーの滞在時間やエンゲージメントに直接影響を与え、結果的にコンバージョン率や売上にも影響します。
読み込み速度がSEOに与える影響
検索エンジン最適化(SEO)においても、ホームページの読み込み速度は重要な要素になっています。
Googleは検索結果のランキングを決定する際に、ページの読み込み速度を考慮します。
そして読み込みの遅いホームページは、検索結果で不利になりがちです。
これは、検索エンジンが最良のユーザーエクスペリエンス(UX)を提供しようとするためです。
つまり読み込みが遅いと、あなたのホームページは検索結果で低い位置に表示され、見込み客に見つけてもらいにくくなります。
SEO対策として読み込み速度の改善は、オンラインでの可視性を高めて、より多くのトラフィック(ホームページへの流入)を獲得するために不可欠な要素になります。
ホームページの読み込み速度を改善する具体的な方法
初心者でも、今すぐにできるホームページ速度の改善方法としては、「画像の最適化」があります。
- ➀画像の最適化:大きな画像ファイルは読み込みを遅くするため、画像の容量を適切に圧縮することが望ましいです。無料で使える画像圧縮サイトやプラグインを活用して画像ファイルのサイズを圧縮しましょう。
また、サイト制作者と相談しながら対応することが望ましいですが、以下のような方法もあります。
- ②キャッシュの利用:ブラウザキャッシュを活用して、頻繁に訪れるユーザーの読み込み時間を短縮する
- ③CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)の使用:CDNを利用してコンテンツを迅速に配信する。
- ④不要なプラグインの削除:使われていないプラグインやスクリプトもページ速度に影響を与えるため、定期的に見直しする。
- ⑤レスポンシブデザインの採用:モバイルデバイスに最適化されたデザインを採用することで、さまざまなデバイスでの読み込み速度を向上しましょう。
ホームページの読み込み速度の改善は、可能な限り対応しましょう。
これらの改善策を実行することで、読み込み速度を高速化して、UXの向上とSEO効果を向上させることができます。