書いてあること
- こんな人におすすめ:ホームページの改善をしたいが、どこから手をつければいいのか分からないウェブ担当者や経営者
- 課題:自社のホームページに課題を抱えているが、改善のポイントが分からない。
- 解決策:ターゲットを明確にし、ページごとに達成したいことを考える。
はじめに
ホームページを改善したいけど、何から手をつけていいのか分からないというお話をよくお聞きします。
そこでこの記事では、ホームページの改善点を3つのステップで見つけていきます。
特に初心者の方でも取り組みやすい内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
ステップ1:ターゲットは明確になっているか
あなたのホームページは、誰に”いちばん”見てもらいたいですか?
おそらく多くの場合が「これからお客様になりそうな人=見込み客」かと思います。
では、見込み客とは具体的にどんな人をイメージしていますか?
この問いに答えることがターゲットを明確にする第一歩になります。
ホームぺージを「誰に見てもらいたいか?」を深ぼる
ホームぺージを見てもらいたい見込み客をより明確にするには、次の目線で考えてみてください。
年齢は?性別は?お住まいは?既婚?未婚?子供は?など、様々な切り口で具体的な見込み客を思い描いてください。
例えば、関東圏で女性向けの商品を紹介したいと考えている場合、「北海道に住む40歳の女性」や「沖縄に住む20歳の男性」に向かってホームぺージを作っても購入されなさそうですよね?
「東京に住む30歳の女性で、普段は丸の内線を使って…」といったように、切り口を増やせば増やすことで具体的になっていきます。
このように、具体的に見込み客をイメージすることで、どのような情報を求めているのか?といったところまで考えることができ、ホームぺージに盛り込むべき情報が見えてくるでしょう。
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既存の顧客を分析する
いちばんの近道は、既存のお客様がどんな人であるかを分析することです。
既にいるお客様のデータをもとに、どのような「傾向」があるのかを調べ、見込み客像を作ることができます。
しかも、一度お客様になったという実績があるので、まったくゼロから見込み客を考えるより、確度の高い見込み客像を想像することができます。
逆に、ターゲットが明確になっておらず、不特定多数に向けたホームページは、結果的に誰にも刺さらない場合があります。
だからこそ、ホームページを見て欲しいユーザー(見込み客)をしっかりとイメージしておく必要があります。
関連記事:顕在層と潜在層の違いは?マーケティング効果を高めるアプローチ方法
ステップ2:一番見られているページを把握する
あなたのホームページは、どのページが”いちばん”見られているか分かりますか?
ホームページを改善するなら、今現在「最も見られているページ」から優先的に改善していくことがおすすめです。
まったく見られていないページを改善しても、改善できたかどうかを測るのは難しいので、まずは見られているページから着手すべきです。
そのためには、ホームページの中で一番見られているページを把握する必要があります。
ホームぺージ改善に使える分析ツール
「Google アナリティクス」というGoogleの無料サービスを使えば、どのページがどのくらい見られているか数値を把握することができます。
導入していない方は、今スグ導入しましょう。
Googleアナリティクスでは、ホームぺージ上でのユーザー行動やぺージ別のアクセス数、イベント数からユーザー属性から流入経路に至るまで様々なデータを確認することができます。
ホームぺージを改善できたかどうかは「数値」を見ないと判断ができます。
そこで、まずは現状把握のためにも一番見られているページを特定し、そのページから改善をスタートしていきましょう。
もちろん、改善施策を実施後は必ず「数値」の変化を確認しましょう。もし悪化するようであれば、元に戻すという選択肢もありますので、修正前のデータも保存しておくことを推奨します。
どこからホームぺージにやってくる?流入経路を意識する
いきなりユーザーがホームぺージに現れるなんてことはありません。
必ずどこからかやってきます。このユーザーがホームぺージを訪れる経路を「流入経路」と呼びます。
特にホームぺージ自体ではなく「ホームぺージのアクセス数」を改善したい場合は、どこからの流入が多いのかを把握することが重要です。
「サイト流入数を増やすには?効果的なアプローチと実践的戦略」にて詳しく記載しておりますが、大きな流入経路として以下の5つがあります。
- 流入経路1:検索エンジン
- 流入経路2:SNS
- 流入経路3:WEB広告
- 流入経路4:リファラル(参照・紹介など)
- 流入経路5:ダイレクト(直接訪問)
これらの指標を元に、さらに伸ばすのか、それとも別の媒体からのアクセス数を増やすのかなど、具体的な戦略を練ることができます。
ステップ3:そのページで達成したいことを考える
ステップ1でターゲットを明確に、ステップ2で一番見られているページを把握したら、あとはそのページでターゲットにどうして欲しいのかを考えましょう。
- 「問合せフォーム」に移動して欲しいなら、導線を用意してあげる。
- 自社について知って欲しいなら、読み手にとって分かりやすいデザインに変更する
- 特定の商品を買って欲しいなら、その商品が魅力的に見えるように「魅せ方」を工夫する。
など、達成したいことを明確にしておくと、どのようにホームページを改善すべきなのかが見えてくると思います。
ホームページの規模が大きくなればなるほど、どこから手をつければいいのか分からなくなってしまいますが、「誰に、何をしてほしいのか」を考えることで、改善ポイントを見つけることができます。
なぜ「達成したいこと」を考える必要があるのか?
ホームぺージは長期的に運用されるものです。
しかし、長らく運用していると、当初の目的や意図を忘れてしまったり、担当の変更によってうやむやになってしまうことがあります。
このような事態を防ぐためにも、本来の「達成したい目標」を考えておく必要があり、それを常に確認することが重要です。
つまり、原点に立ち戻る意味でも達成したいことを考えることが重要であるということです。
ホームぺージの改善点を見つけるには?
「達成したいこと」を考えておくと、ホームぺージの改善点が見つけやすくなります。
なぜなら、目標に向かっての進展度合いを確認できるからです。
そこで、目標達成に向けて壁がある場合は、それを乗り越える方法を考えればいいのです。
この壁こそが改善点です。
特にホームぺージにおいては、達成したい目標から逆算して考えることを推奨しています。
例えば、「問い合わせ」→「フォーム送信完了」→「フォーム入力開始」→「フォーム到達」→「ぺージ閲覧」→「ホームぺージ到達」といった逆算をしたとします。
目標を達成できていない場合、必ずこのどこかに改善すべき点があります。これを一つずつ分析していくことで、ホームぺージを改善することができるのです。