書いてあること
- こんな人におすすめ：「ランディングページ」という言葉を聞いたことはあるが、良く分からない中小零細企業の経営者やウェブ担当者
- 課題：ランディングページの持つ2つの意味や、目的・役割が分からない。
- 解決策：「広義の意味、狭義の意味」の2つの意味を知り、目的と役割を理解する。
はじめに
ホームぺージを運用していたり、WEBマーケティングに取り組んでいると「ランディングページ」という言葉を聞くことがあります。
しかし、実際どのようなページのことを言うのか、通常ページと何が違うのか？と言ったことまで理解している人は多くありません。
そこでこの記事では、ランディングページとはどのような目的と役割を持っているのかをわかりやすく解説し、効果的に活用する方法についてもご紹介します。
ランディングページとは？実はダブルミーニングでややこしい！
「ランディングページ」と一言にいっても、実は「広義の意味」と「狭義の意味」での2つの意味を持っています。
どちらの意味でのランディングページなのかを理解しておかなければ、話についていけなかったり、主旨を大きく取り違えてしまうこともあります。
対策として、まずは2つの意味があることを知り、場面によってどちらの意味で使われているかを頭に入れておきましょう。
広義の意味でのランディングページとは？
広義の意味では「ランディング＝着地する」ページを指します。つまりユーザーが一番最初にアクセスしたページがランディングページとなります。
自宅に入るには、基本的に玄関から入ると思いますが、まさに玄関＝ランディングページということになります。
裏口から入っているよ！という方は、裏口がランディングページになりますし、いや私は窓から入っている！という方は窓がランディングページということになります。
つまり広義の意味では「入口にあたるページ」が「ランディングページ」ということです。
狭義の意味でのランディングページとは？
多くの場合「ランディングページ」と聞くときは、狭義の意味での使われ方が多いように感じます。
狭義の意味のランディングページは、ユーザーを特定のアクションに誘導することに特化したページのことを指します。
例えば、特定の商品やサービスに特化した情報のみを記載して、そのページで購入や申込ができるようなページです。
このページに訪れたユーザーは、その商品やサービスの情報だけを目にし、興味を抱けば購入や申込といったアクションを起こします。
逆を返せば、製作サイドがユーザーを何かのアクションに誘導するように設計しているので、ユーザーはその設計に従って動いています。
このように直截的なアクションを誘発できるので、購入や申込といった売上アップや、資料請求やお問い合わせなどの顧客との接点を作る際にランディングページが使われます。
そして、この記事ではこの「狭義の意味でのランディングページ」について次章以降で解説していきます。
ランディングページを作る目的や役割とは？
ランディングページを作る目的は、前述のように「ユーザーを特定のアクションに誘発すること」です。
そのために、必要な情報をページ内に盛り込み、逆に不要な情報を削るなどして、最短でユーザーをアクションに導くことが求められます。
つまりランディングページの役割としては、営業活動における「クロージング」の場であり、成約率を最大化させるために重要なページということです。
通常のホームぺージは、広く多くの人に企業の情報や商品・サービスについて解説していることがほとんどです。
逆にランディングページでは、特定のユーザーに絞り込んだ情報を記載しています。
より具体的にユーザーを絞り込むことで、的確にアクションへ誘導することができるからです。
このような特徴をもっているので、狭義の意味でのランディングページは、よくWEB広告に使われます。
WEB広告では広告を配信するターゲットの絞り込みが可能なので、ランディングページと相性が良く、費用対効果を向上させることができるのです。
ランディングページを効果的に利用する方法
先ほどのWEB広告のように、特定のターゲットにランディングページを見てもらうことで、成果を生み出しやすいというのが最大のメリットです。
逆に、特定のターゲットに向けた情報以外の情報を盛り込めないという点がデメリットでもあります。
WEB広告を使わない場合は、一度別のページに集めて、その中から興味を抱いたユーザーをランディングページに誘導するといった使い方がおすすめです。
ちなみに、ユーザーのアクションを誘発する方法は「CTAテキストで差をつける：顧客アクションを促す言葉の選び方」にて詳しく解説しています。
といった誘導の仕方です。ここまで読み進めてくださった読者の中で、より詳しく知りたい！と感じた方は、上記の記事も目にしてくれるかもしれません。
このような適切なタイミングで誘導することで、ランディングページにユーザーを集め、クロージングをかけていくことができるのです。
ホームぺージの改善は、このようにランディングページへの誘導を含めた動線設計が非常に重要になります。
そしてランディングページでは、最終的にユーザーがアクションを起こしたくなるようにページを設計しなければいけません。
これは「LPO（ランディングページ最適化）」とも呼ばれ、ランディングページを訪れたユーザーの行動を分析し、改善していくプロセスを指します。
ランディングページは、事業の最終的な目標である売上や利益アップにつなげることができるため、LPOが非常に重要な役割を担っています。