書いてあること
- こんな人におすすめ:これからホームページを作りたいと考えている中小零細企業の経営者やウェブ担当者
- 課題:しっかりと「集客できる」ホームページにしたいと思っているが、どう依頼すればいいのか分からない。
- 解決策:とにかく顧客理解。そして制作会社との連携、良質なコンテンツ作成。
はじめに
今、ホームページを作ろうと考えている中小企業の経営者やそのウェブ担当者さん。
当然ながら、これから作るホームページは「集客できる」に越したことないですよね?
実は、ホームページを作ったあとに、企業さんがぶつかる大きな壁として「集客」があります。
そしてホームページは作っただけでは、集客はできません。
むしろ作る前から「集客できるかできないか」が決まっていると言っても過言ではありません。
この記事では、せっかく作るホームページを無駄なものにしないために、制作を依頼するときに気を付けたいポイントについて解説していきます。
なぜホームページを持つだけでは集客できないのか?
ウェブに詳しくない経営者や担当者の多くは「ホームページを持つ=集客できる」という誤解をしています。
ホームページの存在自体が自動的に訪問者を連れてくるわけではなく、集客できるように「工夫」をしなければいけません。
「ニワトリが先か、卵が先か」という言葉がありますが、「集客できるホームページ(卵)」を生み出すには、鶏がいないといけません。
ここでいうニワトリとは、依頼主である御社と制作会社です。
つまり御社と制作会社の連携なしに、集客できるホームページは生まれないのです。
だからこそ、この記事では「依頼時」が肝心であると考え、注意すべきポイントについて次章以降で解説していきます。
ターゲットを見極める:集客に不可欠な戦略的アプローチ
多くの企業がホームページ制作で失敗してしまう理由はいくつかありますが、良く見受けられるのは以下の2つです。
- 制作会社に丸投げ
- 依頼主の自己満足
これらに気を付けることだけでも、集客できるホームページにグッと近づきます。
制作会社に丸投げ
ウェブのことは良く分からないから、プロに全部まかせよう!と制作会社に丸投げしてしまうのは良くありません。
彼らは「ホームページを作るプロ」ではありますが、御社のビジネスについては素人同然です。
制作会社の提案を鵜呑みにして、ホームページを制作してしまうと、全く集客のできない可能性すらあります。結局スグにリニューアルなんてことも良く聞きます。
こんな失敗をしないためには、制作会社としっかり連携を取ることです。
自社の顧客がどのような人で、どのような悩みや課題を抱えているのか、どこに住んでいるのかなど、詳細な情報を提供しましょう。
詳細な情報を提供するには、ホームページで集客したい「ターゲット」を明確にしなければいけません。
自社のターゲットを見極めたうえで、制作会社に「このような人が集まるホームページを作りたい」と依頼しましょう。
その要望に対して、どのような提案をしてくれるのか、その提案で目標を達成できそうか?十分に考慮したうえで制作を進めるのが大切です。
依頼主の自己満足
こちらもよくある失敗ですが、依頼主の思いが強すぎるホームページです。
確かにホームページを作るのは、持ち主である依頼主ですが、実際にそのホームページを使うのは「ユーザー、つまり顧客」です。
そのため、顧客目線でホームページ制作を進めなければいけません。
自社の顧客は何を求めて、ホームページに訪れるのか、そしてどのようなコンテンツで顧客を満足させられるのか?
この要素を十分に考慮することが大切です。
顧客を無視した典型例としては「おしゃれ」とか「かっこいい」という依頼主の主観に基づいたデザインのホームページです。
大切なことなのでもう一度いいますが、ホームページを使うのは「ユーザー、つまり顧客」です。
そして、顧客はホームページがおしゃれであるとか、かっこいいということは気にしていません。そこにある「商品」や「サービス」を求めているのです。
もう既に「とにかくカッコいい感じで!」と依頼してしまった方は、今スグにでも考え直してください。
カッコいい感じのホームページ、ないし提案をもらえるかもしれませんが、「集客できる」が置き去りになっています!
コンテンツを最適化:ユーザーの心をつかむホームページ制作
ホームページに集客するには、ユーザーが求めている情報を的確に捉えて、提供する必要があります。これが「コンテンツ」です。
自社のホームページを訪れるユーザーは何を求めているのか、どのような内容なら満足してもらえるのか、これらをとにかく深く考えましょう。
ユーザーに寄り添ったコンテンツを提供してあげることで、当然ユーザーの満足度もあがりますし、何よりSEOの観点からも重要です。
SEO(検索エンジン最適化)は、ユーザーの検索したキーワードに対して、最も有益で関連性の高いコンテンツを好みます。
つまり、ユーザーにしっかりと価値を提供するように心がけ、実行することは、まわりまわって検索結果での順位を押し上げてくれるのです。