書いてあること
- こんな人におすすめ:ホームページからの問合せや購入が少ないと感じているウェブ担当者や経営者
- 課題:ホームページへのアクセスはあるのに、なかなか成果が出ない。
- 解決策:「ボタン」の種類とその役割を理解し、定期的なABテストで「勝ちパターン」を見つける。
はじめに
自社のホームページにおける「ボタン」の役割を深く考えたことはありますか?
これまで多くの企業のホームページを拝見するなかで「惜しい」「もったいない」と思うのは「ボタン」です。
というのも、ボタン一つでホームページからの成果が大きく変わることがあるんです。
この影響力を知っているからこそ、戦略的にボタンを活用する企業とそうでない企業の差が顕著に見えてしまいます。
そこで、この記事では、ホームページにおけるボタンの種類とその役割について解説していきます。
異なるボタン種類とその目的:手引き&成功の秘訣
ホームページ上のボタンはコンバージョンを促進するための重要な要素です。
一般的なボタンの種類は以下のようなものがあります。
- アクションボタン:「資料請求はこちら」
- 情報ボタン:「詳しくはこちら」
- ナビゲーションボタン:「次へ」
またボタンにテキストはなく、「電話」や「メール」のアイコンを使っている場合もあるでしょう。
これらは人々の共通認識を前提としているので、
「電話のアイコンだから電話がつながるんだな」「メールのアイコンだからメールを送れるんだな」
とアイコンだけで、アクションを想像してもらうことができます。
このように、実際のユーザーにボタンであると「認識」されることがまずは重要です。
というのも、世の中には「これボタンだったの?!」と思えるようなボタンがありふれています。
特に特殊な形や色、テキストなどのボタンは、制作者はボタンだと認識していても、ユーザーはボタンに気づけないということがあります。
これは非常にもったいない。
ボタンデザインにこだわることは大事ですが、ユーザー視点を度外視したデザインは推奨できません。
ホームページ上の全てのボタンはユーザーにアクションを起こしてもらうことで初めてその役割を果たします。
テキストとボタンの相互作用:効果的なメッセージング戦略
ボタンのデザインは、ボタンの上のテキストと密接に関連しています。
とある商品のページにて「詳しくはこちら」というボタンを押したら、トップページに飛ばされてしまったら、あなたはどう感じるでしょうか?
ホームページを利用するユーザーは、ボタンのテキスト見て、その先にある情報に期待をしながらボタンを押します。
ここでテキストと情報に相違があってはいけません。つまり言葉選びがとても重要になるのです。
そして、フォームへの誘導ボタンなどはコンバージョン地点に近く、非常に大きな影響を与えます。
ここでは「ユーザーにどうして欲しいのか?」を具体的に指示してあげることで、相違を避けることができます。
A/Bテストによるボタン最適化:何が最も効果的かの判定
ボタンは一度作ればOKというものではありません。
前述のとおり、ユーザーはボタンのテキストを見て押すか押さないかを判断します。
最初につくったボタンテキストがいまいちなのに、それを放置していては機会損失です。
ボタンを最適化するためにはABテストが効果的です。
まずは、異なる2つのボタンを用意して、同じ期間で一定数のユーザーに対して表示します。
そして、どちらのボタンがより多くのクリックやコンバージョンを生み出したのかを分析しましょう。
このデータをもとに「勝ちパターン」を見つけ出していくのです。
そしてABテストは一回限りではなく、定期的に行うことで、ユーザーの行動や好みの変化に応じてボタンを最適化することができます。