書いてあること
- こんな人におすすめ:ウェブ広告を検討している担当者・経営者
- 課題:ウェブ広告の種類が多すぎて、何から着手すべきか分からない。自社にあったウェブ広告が分からない。
- 解決策:最低限3種のウェブ広告を抑え、リスティング広告から着手がおすすめ。
はじめに
電通が発表している「2021年 日本の広告費」によると、インターネット広告(以降、ウェブ広告と表記)の広告費は、すでにマスコミ4媒体(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ)の広告を上回っています。
Youtubeを一度も見たことがない、InstagramやX(旧Twitter)の名称を聞いたことがないという人も、今では少なくなってきているのではないでしょうか。
利用者が多ければ、広告が機能する構図は、マスコミ4媒体の時代から変わりません。
今現在、ウェブ広告への出稿を検討しているウェブ担当者や経営者が、まずつまづくのは「ウェブ広告の種類の多さ」かと思います。
本記事では、数あるウェブ広告の中から、最低限抑えておくべき3種類について解説してまいります。
ウェブ広告の種類➀:検索連動型広告(リスティング広告)
ウェブ広告を検討している方に、まず抑えて頂きたいのは検索連動型広告です。いわゆるリスティング広告と呼ばれる種類の広告です。
その名前の通り「検索に連動した広告」となりますので、「検索」が広告表示の起点になります。
インターネットで検索をするとき、どんなサービスを使って検索しますか?
おそらく多くの方はGoogleもしくはYahooで検索をしているでしょう。Windowsをお使いの方はMicrosoftの「Bing」というサービスをお使いかもしれません。
これら検索のできるサービスを総称して「検索エンジン」と呼びます。
そして検索エンジンを利用していると、検索結果にて「広告」と表示のついたサイトを見かけることがあると思います。
これが「検索連動型広告=リスティング広告」と呼ばれるウェブ広告です。
リスティング広告の最大の特徴は、検索ユーザーが能動的に動いているという点です。
例えば「ラーメン 名古屋」と検索している場合、名古屋にあるラーメン屋さんを調べていることが想定されます。
このユーザーに対して、名古屋にあるラーメン屋さんの広告を表示することができれば、来店してくれる可能性がグッと高まります。
このユーザーに対して、新宿にあるラーメン屋の広告を出したらどうなるでしょうか?
おそらくサイトに訪れることなくスルーされてしまうかと思います。なぜなら知りたいのは「名古屋にあるラーメン屋さん」だからです。
このように情報を求めて、能動的に動いているユーザーに対して、ダイレクトに働きかけられるのがリスティング広告の強みです。
ウェブ広告の種類②:ディスプレイ広告
次に抑えて頂きたいのは、ディスプレイ広告といわれる種類の広告です。
ディスプレイ広告は、画像や動画、テキストを使った広告で、ウェブサイトやアプリ内の広告枠に表示される広告です。
イメージしやすいのは、Yahooのトップページです。パソコンで見ると主要ニュースのすぐ横に広告枠があります。これがディスプレイ広告です。
ディスプレイ広告の最大の特徴は、関心度の高いユーザーに対して広告が配信できるという点です。
前述のリスティング広告は「キーワード」を起点に広告が配信されていますが、ディスプレイ広告では「ユーザー(あなた)の動向」から広告が配信されます。
よく「とあるサイトに訪れたあと、そのサイトの広告を何度も見かける」といった経験はありませんか?
これこそ「ユーザー動向」をもとに広告配信が行われている状態です。
ディスプレイ広告の最大の特徴は、比較的安価で大量に配信できる点です。
インターネット上に無数にある広告枠に対して、広告が配信されるので、とにかく大量に広告を表示することができます。
この特徴から、商品やサービスについての「認知度」を高めるために活用している企業様が数多くいらっしゃいます。
ウェブ広告の種類③:SNS広告
最後に最低限、抑えて頂きたいウェブ広告としてSNS広告があります。
インターネット上にはSNSが無数に存在していますが、主要どころだと、Facebook、Instagram、X(旧Twitter)、LINE、Youtube、TikTokがあげられます。
SNS広告の最大の特徴は、ターゲティング制度の高さにあります。
各サービスによって内容は異なりますが、ユーザーがアカウントを登録する際に、年齢や性別、趣味といった個人情報の登録が求められます。
そしてSNS上での行動もデータとして蓄積しています。例えば、友達の投稿に対してコメントを残した、いいねを押したなど。
このようなSNS上の行動データと最初の登録データをもとに、詳細なターゲティングができるようになっています。
ターゲティングの精度が高いということは、商品やサービスを買ってほしい、利用して欲しい人に対して広告が配信できるということです。
ユーザーが自身の興味や悩みに気づいていない場合、広告に触れたことがきっかけで、商品やサービスに関心を抱いてくれる可能性もあります。
番外編:まだまだあるウェブ広告
これまでウェブ広告を利用したことがない方は、前述した3つのウェブ広告(リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告)さえ押さえておけば、最低限OKです。
しかし、ウェブ広告の種類はまだまだあるので、番外編としていくつか紹介します。
- アフィリエイト広告
- アドネットワーク、DSP
- ネイティブ広告(記事広告、タイアップ広告など)
- 動画広告
- 純広告
- メール広告
- デジタル音声広告
などなど、多岐にわたります。
このように、数多くの広告種類があるため、結局はどのウェブ広告から始めれば良いの?と迷ってしまいます。
弊社では、最低限抑えて頂きたい3つの中でも、特にリスティング広告をおすすめしています。