書いてあること
- こんな人におすすめ:ホームページからコンバージョンが発生しないと悩んでいる中小企業の経営者
- 課題:コンバージョンが発生しない原因がわからない。
- 解決策:コンテンツを最適化し、適切なタイミングで誘導する。
はじめに
とある零細企業のオーナーさまより「うちのホームページからコンバージョンが全く発生しないんだよな~」というお声を頂きました。
ホームページを拝見すると、コンバージョン計測の設定は間違っていなさそうですが「動線」に問題がありました。
このようなことは珍しくはなく、多くの企業さんで起こり得ます。コンバージョンにつなげるまでの「動線設計」ができていないことが大多数です。
ネット上には競合他社のホームページもたくさんあり、情報が溢れかえっています。
そんな情報の海の中を、将来のお客さんになる人たちが、陸地を求めてプカプカ彷徨っている状態なのです。
WEBマーケティングで成功している企業さんは、陸地まで最短で案内する、助け舟を出すのが非常にうまいんです。
この陸地こそ「コンバージョン」で、案内や助け舟は「動線」にあたります。
あなたのホームページでは、訪問ユーザーにむけた案内や助け舟が出せているでしょうか?
この記事では、ホームページのコンバージョンが発生しないと悩む中小零細企業のオーナーさまに向けて効果的な改善策を解説しています。
ホームページのコンバージョンが少ない主な理由とその対策
コンバージョンが少ない主な一つに、ターゲットのニーズとホームページの内容が一致していないことがあげられます。
ターゲットの関心を引くためには、彼らの求める情報を、具体的に提示してあげる必要があります。
あなたのホームページを訪れるユーザーは「何を」求めているでしょうか?それに答えられているでしょうか?
また、コンバージョンに向けて誘導できているでしょうか?
例えば、資料請求をコンバージョンとしている場合、ユーザーが求めている情報と一緒に資料請求への導線を提示しましょう。
具体的には、記事の途中や最後に「資料請求はこちら」などで、資料請求ページへ誘導してあげることです。
ただし、全てのページで誘導すればいいわけではありません。タイミングがあります。
それは、ユーザーが求めている情報に応え、関心を持ってくれたときです。無関心なユーザーが資料請求をしてくれるわけがありません。
ホームページのコンテンツ最適化:魅力的なメッセージング
コンテンツはホームページにおける「心臓部」です。
魅力的なコンテンツを作成するには、まずはターゲットユーザーが関心を持つトピックを理解して、それに関連する情報を提供することです。
関心の的が「トピック」から「御社」に移れば、コンバージョンにつながります。
だからこそ、コンテンツ最適化は避けては通れない道なのです。
では、関心を持つトピックと関連情報はどのように提供すればいいのでしょうか?
最も簡単な方法は、ユーザーが検索しているキーワードに沿った内容のコンテンツを作成することです。
進め方としては、どのような情報を提供できるのかを洗い出します。
そしてその情報を求めているユーザーはどのようなキーワードで検索するのかを見つけ出します。
コンテンツを見たユーザーが満足してもらえるような内容を盛り込んでいきます。
そして最後にコンバージョンへの誘導を行います。コンテンツを介して御社に関心を抱いてくれたユーザーは、その誘導に従ってくれる可能性が高くなります。
ホームページの分析とデータに基づく改善
コンテンツや誘導は、一度作れば完成というわけではありません。むしろ作ってからがスタートです。
どういうコンテンツが見られているのか、どのような誘導であればコンバージョンが増えるのか、分析をしましょう。
定期的な分析と改善をすることで、コンバージョン率を高めていくことができます。
これまでコンバージョンが一度も発生していないという場合は、コンバージョンに至る「経路」を洗い出してみてください。
そしてその経路には、いくつかの要所があるはずです。
例えば、資料請求をコンバージョンとしている場合、
- ゴール:資料請求
- 1つ前:フォームでの送信ボタン押下
- 2つ前:フォーム入力
- 3つ前:フォーム到達
- 4つ前:記事最後のフォーム誘導ボタンを押下
- 5つ前:記事を最後まで読む
- 6つ前:御社の記事に到達
- 7つ前:検索結果で気になる記事を選択
- 8つ前:検索結果の情報を閲覧
- 9つ前:検索エンジンで検索
挙げればキリがありませんが、このような流れが考えられます。これらが「要所」になります。
要所を洗い出したら、数値が取れるところに絞って、数値を計測していきます。
フォームの誘導ボタンが100回押されていて、コンバージョンがないなら、誘導はうまく行っているはずです。
そうなるとフォームの入力項目に問題があるのかもしれません。もしかしたら送信ボタンに不具合があって送れていないだけかもしれません。
このようにコンバージョンから逆算して、近いところから改善していくのが近道です。